こんにちは!
大成ERC経理部の須山雄介です。
私のメルマガでは、前回からパーソナルトレーナーに関するお話をお届けしております。ジムに入会(この場合のジムとは、パーソナル以外の一般的な24時間営業等のジムも含みます)するという事は、達成したい目標があるはずです。入会当初はやる気に満ち溢れ、人によっては毎日のようにジムに通う人もいます。しかし時が経つにつれて、その目標が曖昧になり、徐々にジムに行く回数が減り、気付くと幽霊会員・・・このパターンになる方が非常に多いです。このような王道パターン(笑)にならないよう、予告通り、今回からは特にダイエットに関する情報をお届けしようと思います。
第一章 ダイエット編~その1~
人類の歴史を知り、自己管理マスターを目指そう!! をお送りいたします。
私が子供の頃(今からさかのぼる事40年ほど前)食に困ることこそありませんでしたが、かといって何でも簡単に手に入る時代ではありませんでした。セブンイレブン1号店がオープンしたのが1974年、本格的に普及し始めたのが1990年代に入ってから。今では当たり前になりすぎて想像できませんが、コンビニなどで簡単に手に入る食べ物(特にスイーツ類)は、当時、お客様が家にお見えになる日や誕生日などの特別な日にしか食べる事は出来ませんでした。あまりにも急激に変わりすぎた食生活。いつでも簡単に食べたいものが手に入るのは、人類の歴史からみればたった数十年にすぎません。人類と呼ばれるものが誕生したところまで遡ると、あまりにも昔になってしまいますので、今回は現生人類の誕生まで遡ってみようと思います。
人類の歴史は飢餓との戦い
「新人」と呼ばれるホモサピエンスが誕生した20万年ほど前、当然ですが、人は食料獲得のため、自分自身で「狩り」をしていました。その当時の主な食べ物は、
・野菜
・果物
・貝類
・魚
・狩猟肉 etc
当然ですが、食料を見つける事ができなければ、その日の食事はありません。まさにその日を生き延びるために狩りをしていたわけです。次にいつ、しっかりとした食事ができるか保証がない時代。食料を冷凍保存できる冷蔵庫でもあればいいですが、当然そんなものはありません。何が言いたいのかというと、人間の体は、飢餓の時代を生き延びるための遺伝子が今でも多く存在し、特に食事から摂取した余分なエネルギー(カロリー)を脂肪として蓄える仕組みを持っています。これが「脂肪がつきやすい」という体質の根本的な歴史的背景です。
★その1★脂肪は遺伝的につきやすく、人の体に必要なもの
生き延びるための体組成
それでは次に脂肪以外の体組成である筋肉はどうでしょう。生き延びるために狩りをするというのはとても重労働です。ある程度の筋肉がなければ狩りなど到底無理でしょう。しかし必要以上に発達している筋肉を持っている場合、その維持にはバランスのよい食事とエネルギーを必要とします。飢餓の時代に生き延びるために必死であった人類にとって、必要以上に大きい筋肉は、その維持に多大なエネルギーを必要とするため、不要なわけです。このような歴史的背景から、必要以上に筋肉が大きくならないよう、筋肥大を抑制するたんぱく質「ミオスタチン」が存在するのです。
★その2★筋肉は遺伝的につきずらく、使われない筋肉は人の体に不要なもの
不足したエネルギーはどこから補うのか
「ダイエット」と言葉にすると、なんだか面白そうな・・・簡単そうな・・・重みの無い言葉になってしまいますが、人体にとってダイエットとはまさしく「飢餓状態」のことです。極端な食事制限は、生命の危機という事です。ダイエットをやめてしまえば現代では簡単に飢えをしのぐことができますが、しかし人の体はそんなこと知る由もありません。生き延びるために、飢餓に備えて蓄えていたエネルギーを利用するしかありません。
「食事制限で脂肪が減るぞー!!」
ダイエットで減るのははたして「脂肪」だけでしょうか?
私は先程、このように言いました。
「脂肪は人に体に必要なもの」
「使われない筋肉は人の体に不要な物」
では、ダイエットで人が失うものはなんでしょう??
筋肉をエネルギーに変えてしまう糖新生
人の体は絶えず分解と合成を繰り返しています。ダイエットとは分解優位な状態(アンダーカロリー)を続けることです。これをカタボリックと言います。人の体はエネルギーがなければ活動することができません。食料が体内に入ってこなければ、体内でエネルギーを作り出すしかありません。ほとんどのダイエッターは、ダイエットをすれば脂肪だけが分解されると考えています。しかし実際には脂肪と共に筋肉も分解し、エネルギーに変えているのです。これを糖新生(体内の糖質が不足した際にアミノ酸等を分解してエネルギーを作り出す働き)と言います。皆さんは、脂肪を減らすためにダイエットをするのであって、筋肉を減らすためにダイエットをしているわけではないと思います。ではどうすれば筋肉を維持し、脂肪だけを狙って落とすことができるでしょう?
体に残したい筋肉を使う!!
これしか方法はありません。今後のメルマガで詳しくお伝えしていくので今日のところは触れる程度にいたしますが、ダイエット中に筋トレをしても、残念ながら筋肉は発達しません。当然です。ダイエット中は、筋肉を成長させる材料(栄養)が不足しているからです。ではなぜ筋トレを行うのか。それは体に、「この筋肉は必要だから残せ!!」と訴えかける為です。私は先程、生き延びるための体組成の話で、狩りをするにはある程度の筋肉が必要、といいました。大昔の人類はデスクワークが仕事ではなく、生き延びるための「狩り」が仕事だったわけです。生きる為に、日々必要な筋肉を使っていた、ということです。それが現代ではどうでしょう?中には筋肉を必要とする仕事もありますが、筋肉など必要としない仕事の方が圧倒的に多いかと思います。以前、私のメルマガでは、資産運用についての話をしていましたが、その時も最初に株式の歴史の話をしました。まず「歴史を知る」ということがとても重要なのです。
次回以降は、現代に戻り、引き続きダイエットに関する情報をお伝えしようと思います。
このメルマガが、皆様のQOL向上につながれば幸いです。
