皆様こんにちは!大成ERCの萩原です。
先日、とある訪問先にてお客様から、
「ところで大成ERCさんのERCって何の略なの?」とご質問いただきました。
意外と聞かれる質問です。
私も当社に入る前は全くわからず、(というより社名にそこまで着目しておらず・・)
入社後しばらくしてから知ったのですが、
社名には、その当時の時代背景や、経営者・社員の想い、情熱、決意、夢などがたくさん詰まっているんだなと、感じたのを覚えています。
今回は当社の名前の由来について少しだけご紹介します!
社名の由来を考えてみる・・
ERCとは・・・
R・・・Returned(戻ってきた)
C・・・Company(会社)
の頭文字を取ってくっつけた名前です。
1980年代初頭から、日本ではバブル期の成長とともに、製造業に限らずあらゆる業種で人財不足が大きな問題となっていました。
ある日、当時の経営幹部が飲食店で食事をしていたところ、隣の席のグループからこんな噂話が聞こえてきたそうです。
「南米の日系人に対してビザの緩和があるかもしれないらしいぞ」
やがてこの話は現実となり、1990年に改正された入管法の施行によって、「定住者」の在留資格が創設され、日系3世までに就労可能な地位が与えられ、日系人財の受入窓口が一気に拡がっていきました。
この話を耳にした経営陣は、一念発起ですぐにブラジルにいる日系人の知り合いに連絡し、ブラジルを起点に南米での日系人の人財募集を始めました。
採用が決まり、来日したスタッフを空港まで迎えにいき、そのまま社宅まで送迎し、入社の準備・・そんな大変なやり取りを、何度も何度も繰り返し、着実にスタッフ数が増えていったそうです。
それから30年以上の月日が流れましたが、現在当社で活躍しているスタッフの大多数を日系人財が占めています!
かつて日本から海を渡った移民が戻ってきた会社
そこには、きっと多くの人の想いがあったのだろうなと、この話を聞いて私も思いを巡らせました。
「人財不足の日本を何とかしたい!」
「日本国内だけではだめだ!」
「海外からの受入はどうやってする?」
はたまた
「祖父母の母国、日本で暮らしたい!」
「憧れの日本に行ってみたい!」
「いっぱい稼いで家族を楽にさせたい!」
こんな声が聞こえてきそうですね。
今の大成ERCがこうして存在しているのも、このルーツがあるからこそです!